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岩国商工会議所


川を渡る龍のごとく見る者を惹きつけてやまない見事な景観 精巧無比な構造

ゆるやかな五連のアーチを描く錦帯橋


世界に誇る五連アーチは日本三名橋の一つ


The Story Of Kintai Bridge


1673年、岩国三代藩主吉川広嘉が創建

清流錦川に五連のアーチの優雅な姿を見せる錦帯橋・・・。
現在の橋は昭和25年9月14日キジヤ台風により流失、同27年12月に再建された三代目である。初代の錦帯橋は岩国三代藩主吉川広嘉(ひろよし)が延宝元(1673)年に創建した。当時錦川に架けられた唯一の橋で、輪郭のある横山地区と城下町岩国を結ぶ城門前の大手橋になる。橋の長さは205メートル、幅4.8メートル、高さ10.9メートルである。
広嘉が架橋を思い立ったのは万治二(1659)年頃で、二代藩主広正の造った橋が洪水によって2年ともたなかったためにといわれる。独特のスタイルをもつ錦帯橋を考案するヒントになったのは、山梨県の猿橋と中国・杭州の「西湖の図」であるといわれている。猿橋は室町時代の創建といわれ、錦帯橋の構造と似たところ多い。中国からの帰化僧・独立禅師から手に入れた「西湖の図」は、湖に中に数個の鳥を築き、その島づたいに架けられた六橋を描いていた。これが4つの橋台に五連のアーチの橋という奇抜な着想に到達する大きな手がかりとなったのではないかと考えられている。


木と石と鉄の芸術品

錦帯橋の架設の重要なポイントである橋台の基礎は、亀甲形に組み合わされた生松の大木の枠(編木法という)の交点に、丸太を深さ2〜2.5メートルの所に打ち込んだもの。この基礎枠の上に花崗岩の根石をすえ、周囲に石垣を築き上げ、内部に割くり石を大小混合して詰め込み、この石垣の中を川水が流れるようにして水勢の抵抗を軽くするように工夫した。
橋の構造は、はね木を積み上げ、これを「巻き金」と「カスガイ」で止めたもので、主要な部分には釘は使われていない。はね木は150年以上のケヤキ材、床板と手すりは100年を越すヒノキ、柱橋には水に強いコエマツを使用している。
また反り橋の構造も、径間が35メートルあるにもかかわらず、一つの支柱もない純然たる弾性アーチで構成され、細部も極めて精巧かつ独創的で合理的な手法が用いられている。このような力学上非のうちどころのない技術のなかで、五連アーチが一つのゆるやかな波で統一され、軽快な律動美をつくり出しているのである。


錦帯橋の創建
画/上田えい子


平成の錦帯橋架替事業概要  
錦帯橋架橋工事2期工事(第4・5橋)状況・画像 [Link]

半世紀ぶりとなる錦帯橋の架け替え(平成の架橋)は、平成13年度から平成15年度の渇水期(冬期)に現地での作業が行われます。
工事期間中は、架替部分毎に迂回路(仮設通路)が設置され、現橋の解体や半世紀ぶりの架橋本体工事の現場作業を見学しながら、錦帯橋を渡ることができます。
普段経験することのできない目線からの新たな発見、錦帯橋の持つ造形美、木造建築物の神髄を垣間見れます。是非、架替期間中も名勝「錦帯橋」へお越し下さい。


架橋工事予定


架替工事日程予定

平成13年度第1期工事 第3橋(中央)  <<完成>>
工事種別 工事の内容 平成13年 平成14年
11月 12月 1月 2月 3月
仮設通路の設置 迂回路建設(普段見学できない目線で解体・架橋作業を見学) 通路の
設置
← 迂回路の使用期間 →
用材加工 平成13年 4月から用材倉庫(加工場)で開始 (加工場での作業) (現地での作業)
仮組立 錦帯橋独特の工法である陸組みと呼ばれる作業 仮組立・
調整
現橋解体 半世紀に一度の作業を迂回路から見学できます。 解体
本組立 高欄材を含むアーチ部分の組立作業で迂回路から見学できます。 本組立(現地での組立作業)

平成14年度第2期工事 第4橋及び第5橋(横山側)  <<完成>>
工事種別 工事の内容 平成14年 平成15年
11月 12月 1月 2月 3月
仮設通路の設置 迂回路建設(普段見学できない目線で解体・架橋作業を見学) 通路の
設置
← 迂回路の使用期間 →
用材加工 平成14年 4月から用材倉庫(加工場)で開始 (加工場での作業) (現地での作業)
仮組立 錦帯橋独特の工法である陸組みと呼ばれる作業 仮組立・
調整
現橋解体 半世紀に一度の作業を迂回路から見学できます。 解体
本組立 高欄材を含むアーチ部分の組立作業で迂回路から見学できます。 本組立(現地での組立作業)

平成15年度第3期工事 第1橋及び第2橋(岩国側)  <<完成>>
工事種別 工事の内容 平成15年 平成16年
11月 12月 1月 2月 3月
仮設通路の設置 迂回路建設(普段見学できない目線で解体・架橋作業を見学) 通路の
設置
← 迂回路の使用期間 →
用材加工 平成15年 4月から用材倉庫(加工場)で開始 (加工場での作業) (現地での作業)
仮組立 錦帯橋独特の工法である陸組みと呼ばれる作業 仮組立・
調整
現橋解体 半世紀に一度の作業を迂回路から見学できます。 解体
本組立 高欄材を含むアーチ部分の組立作業で迂回路から見学できます。 本組立(現地での組立作業)




錦帯橋周辺マップ 


お問い合わせ先

岩国市観光課TEL0827-41-1477FAX0827-41-2750
岩国市観光協会TEL0827-41-2037FAX0827-41-2073


岩国市の観光/錦帯橋LINK

錦帯橋架橋工事2期工事(第4・5橋) 2期工事施工担当員村本行朗さんのHP 2期工事の状況・画像がよくわかります

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